ソフトバンク株主総会2013内容

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ソフトバンク株主総会2013年の内容をまとめましたが、携帯電話事業の買収や子会社の大型IPOも可能性があり、2013年度も様々な面で、日本で最も話題になる企業の一つになりそうですね。

(1)ソフトバンクのスプリント買収決定

ソフトバンクのスプリント買収発表に対して、アメリカのディッシュが買収合戦に名乗りをあげたことで企業買収が成功するのか注目が集まっていました。

ソフトバンクの株主総会で、買収価格引き上げ後にスプリント買収が順調であることを発表していましたが、株主総会で正式に買収が決定したようですね。ソフトバンクのスプリント買収は、米国政府の承認も可能性が高いと言われています。

(2)株主総会でディッシュのスプリント買収断念を発表

ソフトバンク株主総会2013の内容について、2013年6月22日の産経新聞が、「スプリント買収へ前進」 ソフトバンク株主総会で孫社長を報じているので見てみましょう。
ソフトバンクは21日、東京都内で定時株主総会を開いた。孫正義社長は、株主に米携帯電話3位スプリント・ネクステルの買収に関し、米衛星放送大手ディッシュ・ネットワークが新たな対抗買収策の提案を事実上、断念したと説明した。
ソフトバンクは、株主総会でディッシュのスプリント買収断念を発表しています。ソフトバンク スプリント買収2013年6月株主総会で承認されており、孫社長の株主総会での発表は正しかったようですね。

(3)株主総会の出席者と時間

総会には過去最高となる2871人の株主が出席し、2時間32分で終了。8人の取締役の選任など4議案はすべて承認された。
ソフトバンクは日本有数の大企業ですので、多数の株主が株主総会に出席しています。ソフトバンクが提案した株主総会の議案は、全てスムーズに承認されたようですね。

ソフトバンクは、孫正義社長が筆頭株主として20%以上の株式を保有していますが、ソフトバンク2013年決算で利益が過去最高の理由を見ると株主も納得の業績ということでしょうね。

ソフトバンクと対象的なのが、パナソニック株主総会2013内容を見ると分かりますが、どちらが株主に配慮している企業なのかがよく分かりますね。

(4)米国での携帯電話事業の買収

  • スプリント買収で世界3位の携帯電話会社になる
  • スプリント買収価格引き上げで30億ドル株主に支払が増えたが、毎年20億ドルのコスト削減が見込めるので問題ない
  • スプリント子会社のクリアワイヤ完全子会社化に課題
  • ディッシュの買収撤退が報道
ソフトバンクは、株主総会で米国での携帯電話事業買収について言及しています。ソフトバンクとディッシュの買収合戦になっていますが、ディッシュはスプリント買収とクリアワイヤ買収を断念したようですね。

ソフトバンクがスプリント買収価格引き上げを行った結果、スプリントの設備投資余力が減少しますが、資産査定と経営計画の見直しの結果、コスト削減で対応可能としています。

(5)ソフトバンクが達成する目標

  • 営業利益で1兆円
  • ドコモの営業利益を超える
  • 携帯電話の通話品質、通信品質の向上
ソフトバンクは今期の決算で、好調な携帯電話事業やソフトバンク ガンホー子会社化TOBの仕組みで説明しましたが、有価証券評価益の計上により利益が大きく伸びる予想となっています。

ソフトバンクの携帯電話は、通信品質が低いことが指摘されていましたが、調査会社の調査によると、ドコモやKDDIよりも繋がりやすいという結果がでています。au株主総会2013内容は、通信障害が課題となっていますので、ソフトバンクも通信品質を維持・向上できるのかが今期のポイントになりますね。

(6)ソフトバンク社外取締役のユニクロ柳井会長の発言

  • ユニクロの柳井正社長(ソフトバンク社外取締役) ソフトバンクのいい所は、孫社長
  • ユニクロの柳井正社長(ソフトバンク社外取締役) 孫社長が生きている限り社外取締役を続ける
ソフトバンク社外取締役のユニクロ柳井会長が発言していますが、孫社長に対して一言ものを言う立場を継続するようですね。日本長者番付 孫正義の資産を見ると、ユニクロの柳井社長と二人は日本有数の大富豪であることが分かります。
ソフトバンク社内での柳井会長の貢献を見ると、スプリント再建の方法とソフトバンクiPhone(2)で説明しましたが、ボーダフォンジャパン買収による携帯電話事業進出やスプリント買収を後押ししたことが分かります。

(7)ソフトバンクの今後の見通しなど

  1. ソフトバンクはキャッシュフロー・利益・株式の時価総額で世界一を目指す
  2. 企業成長を目指すので株式は買いであると発言
  3. アリババのIPOは未定
  4. 孫正義社長に健康問題はなし
  5. 孫正義社長の引退時期は60代で経営のバトンを渡すことを視野
  6. ソフトバンクモバイルとイー・アクセス、ウィルコムの無料通話を約束
ソフトバンクの今後の見通しなどをまとめると、上記のようになります。ソフトバンクの子会社 ヤフーとアリババ(6)を見ると、携帯電話事業の好調により子会社依存は低下していますが、優良子会社がソフトバンクの経営を支えている面が分かりますね。

ソフトバンク ウィルコム完全子会社化の理由は、業績好調により会社再生が順調に進んだことですが、ソフトバンクグループで無料通話が拡大するのか期待感が持てます。

ソフトバンク株主総会2013の内容を見ると、業績好調の会社の社長が、自社の株を買いだと明言する姿勢は株主の支持を集めていますが、ドコモ株主総会2013内容との違いが鮮明ですね。
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