イーアクセス インサイダー取引とソフトバンク

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イーアクセスの役員秘書がインサイダー取引を行いましたが、ソフトバンクの株価に対する影響は限定的のようですね。イーアクセスの役員秘書に対して、情報漏えいを行った役員がいるのであれば、処分の対象になるかもしれないですね。

(1)イーアクセス買収とソフトバンクの戦略

イーアクセスの千本会長は、企業の売却先はソフトバンクに決めましたが、auと以前から売却交渉をしていましたが、交渉の決め手はスピードでした。

イーアクセス買収により、ソフトバンクは通信品質向上による顧客満足の向上を、効率的な設備投資により達成できそうですね。

(2)インサイダー取引で強制調査

イーアクセス、インサイダー取引について、2013年4月3日の読売新聞がイー・アクセス社員、インサイダーで強制調査と報じているので見てみましょう。
携帯電話大手のソフトバンクが買収した携帯電話会社「イー・アクセス」(東京都)の役員秘書だった20歳代の男性社員が、買収発表前に自社株を購入した疑いがあるとして、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑で、男性社員の自宅などを3月に強制調査していたことがわかった。
イーアクセスの役員秘書が、インサイダー取引で強制調査を受けていますね。イーアクセスの役員秘書に20歳代でなるということは、かなり優秀な人物であったのかもしれないですが、欲をかいて違法行為を行ってはダメですね。

(3)役員が秘書に情報漏えいか

監視委は、男性社員が秘書業務を通じて知った情報を基に購入したとみて、検察当局への告発を視野に調査を進めている。
イーアクセスの男性社員は、役員秘書業務を行っていたので、情報が入っていたのでしょう。イーアクセスの問題は、企業買収の具体的な話が、なぜ秘書に漏れたのかという点でしょうね。

イーアクセスのインサイダー取引は、役員が何らかの形で役員秘書に情報漏えいした可能性があり、責任問題になる可能性があるのではないでしょうか。

(4)買収発表前に株式1000万円分を購入、数千万円の利益

関係者によると、男性社員は、買収が発表される前に自社株を約1000万円分購入したという。男性社員は株を売却しなかったものの、数千万円の含み益があったとみられる。
イーアクセスの役員秘書は、買収発表前に大量の株式を購入して、多額の利益を得たようですね。イーアクセスの役員秘書は含み益となっていますので、利益は確定させていないようです。

(5)イーアクセス株の急上昇

買収発表は昨年10月1日で、1万5000円台で推移していた同社の株価は、発表後に急騰。2か月後には6万円台に達した。
孫正義イーアクセス買収の真相(5)でまとめましたが、イー・アクセス株の買収価格について市場価格よりもかなり高い価格を提示しています。

イーアクセス役員秘書のインサイダー取引がソフトバンク株価に与えた影響を見ると、2013年4月4日の終値は、前日よりも上昇しており限定的のようですね。
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